根号
平方根
平方根は、sを用いて表示します。引数は1つで、根号の中身を指定します。
[m;[s;2][a;.][s;3]=[s;6]] |
n乗根
平方根だけでなく、立方根やそれ以上も表示することができます。関数はrです。引数は2つあり、第一引数が基数、第二引数が指数です。
[m;[r;8;3]=2] |
下付き線は、muを用いて表示します。moとほぼ同じなので、説明や例は省略します。
なお、この関数は関数uに対応するものがないと気になるという理由で作られました。作者は数学や物理の式において、一度も下付き線を使ったことがありません。
平方根は、sを用いて表示します。引数は1つで、根号の中身を指定します。
[m;[s;2][a;.][s;3]=[s;6]] |
平方根だけでなく、立方根やそれ以上も表示することができます。関数はrです。引数は2つあり、第一引数が基数、第二引数が指数です。
[m;[r;8;3]=2] |
分数は、関数fを用いて表します。引数は2つで、第一引数が分子、第二引数が分母になります。日本語で「A分のB」などという順とは逆なので、気をつけましょう。なお、横線の長さは、分母と分子の幅のうち大きいものを基準に、さらに微妙に長くしているので、分数を重ねても区別することができます。
[m;[f;2;5]=0.4] |
分数は、2段重ねになるのに加え、横線とその上下の空白も含むので、高さを取りがちです。文章中で使うような場合には、あまり好ましくありません。
そこで、分子や分母のサイズを縮めて表示する関数fsも用意してあります。引数はfと同様です。
[m;[fs;2;5]=0.4] |
「周辺付き文字」というのは、作者の造語です。のや、ののようなものを指しています。
周辺付き文字には、多種多様な用法があります。しかし、よほど中央の文字が大きいのでなければ、位置をある程度分類することができます。
以下に、それぞれの位置に対する番号を示します。一般的にどう呼ばれているのかはわかりません。また、用途はあくまで一例です。
番号 | 位置 | 用途 |
0 | イオンの価数、積分の終点 | |
1 | 冪乗の指数 | |
2 | 総和や総乗の終点 | |
3 | ||
4 | 原子量 | |
5 | 陽子の数、組み合わせ | |
6 | ||
7 | 総和や総乗の範囲、limit | |
8 | 数列の添字、対数の基数 | |
9 | 組み合わせ |
さて、周辺付き文字を1つ付けたいとき、関数名は位置番号の1字です。Vlrfsasmの句の規則を覚えている人には、違和感があるかもしれません。実は、内部で接頭辞hx.を付けて実行しているので、他の関数や数値リテラルとの衝突は起こらないのです。
第一引数に中央の文字、第二引数に周辺の文字を指定します。なお、「文字」などといっていますが、1文字でなくても、また以下のように分数などでも構いません。
[m;[1;x;[f;1;2]]=[s;x]] |
1つの文字に対し、複数の文字を周辺に付けることもできます。ただし、内部表現の制約から、4つまでです。
周辺付き文字の数 | 関数名 | 引数の個数 |
2 | Z | 4 |
3 | D | 5 |
4 | V | 6 |
ちなみに、作者は定義時にドイツ語の勉強をしていました。英語やラテン語では衝突を起こしたという事情もあります。
さて、これらの関数の第一引数は、中央の文字です。そして、第二引数には位置番号の列を指定します。第三引数以降では、第二引数の順に周辺付き文字を与えます。
[m;[Z;C;59;n;k]] |
この例は少し変に見えますが、左右で高さを揃えるのはかなり面倒なので、暇な方がやってくださることを期待します。